4月に入り、暖かさが増してまいりました今日この頃皆さまいかがお過ごしでしょうか。

すでに夏のような暑さを感じる日も増え、今年もこの季節がやってきたかと少し憂鬱な気持ちでおります、花岡です。

最近私は10年前よく観ていたあるテレビ番組を改めて見始めました。笑福亭鶴瓶さんとゲストの俳優さんがエチュード劇を作り上げるというものです。

元々学生の時に演劇部であった私には、「凄いことしてるな。」と驚きながらも、「このような表現の仕方があるのか!」や「こういう風に感じ取れるのか!」という想いで、とてもワクワクしながら、番組を観ていた覚えがあります。

 

そもそもエチュード劇とは即興劇のことで、台本も役柄も決まっていない状態で全てアドリブで創り上げる劇のことを指します。

もちろん一人で作り上げているものではないので、お相手の反応や、動きを見て変えていかなくてはいけないわけですから、台本があるものとは全く異なります。

その中でどこにオチ(結末)を持っていくかを考えながらも、ノンストップで続けていかなくてはいけないので、台本のある舞台を作り上げるとはまた違う労力が必要となります。

 

余談ですが、スコットランドへの研修に参加させていただいた際、私はシェイクスピアの「マクベス」という舞台の脚本を購入しました。

やはりそちらにはト書き(登場人物の動作や行動などを指示した文章)が書かれているので、より一層その人物像などが見えるものになります。

 

反してエチュード劇となると、全く何もない0の状態から1を創り出し、そこから100に持っていくというとても高度なことを行っているものとなります。

しかしエチュード劇のみならず、普段の生活でも何も知らない方とお会いする機会や、予想外なことが起きることは日常茶飯事かと思います。

私自身、時代屋で働かせていただいていて、この仕事をしていなければ、普段お会いする機会のないたくさんの方々との出会いがとても多く、その中でお話をさせていただきながらカクテルをお作りするなど、日頃からエチュード力が試されているような気がします、、、笑

そんな日々のエチュードがとても刺激になっているなと感じつつも、エチュード力を鍛えていかなくては!とまた新たな目標ができました。

 

4月から新しい環境になった方も多くいらっしゃるかと思いますが、どうか日々のエチュードを楽しまれながら、皆さまの末永いご健勝とご多幸を心からお祈りしております。

そしてお店にいらした際は皆さまとご一緒に、一つの舞台、エチュード劇を創り上げていけることを楽しみに、いつでもお待ちしております。

たまプラーザ店 花岡