5月の心地よい晴れ日が続く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか、たまプラーザ店の筒井です。

日々の生活の中で、目にせずとも身の回りに起きた出来事を『音』で認知すること、多々あるかと思います。

(ザーッ!)

とタイヤが水の上を走る音は、出かける際に傘が必要な事を教えてくれます。

(コツコツコツ!)

と後ろから聞こえる足音が、自分の速度より早ければ、振り返らずとも道を譲ります。

我々バーテンダーも営業中の『音』により、店内で何が起きたのかを理解し、次のとるべき行動を察して動いています。
今日はそんな『音』で、我々が認知しているいくつかの事をご紹介したいと思います。

(キィッ!)

という音はドアが開き金具が擦れる音、ご来店の合図です。油を注せば音は消えるのですが、たまプラーザ店ではあえて直さず、この音でスタッフ同士『いらっしゃいませ』の合図としています。

(カコッ!)

という音はロックグラスの底に丸氷がついた音、グラスが空になった合図です。この音が聞こえるとおかわりを伺いに、メニューを片手に音の聞こえた方へと向かいます。

(ピピピッ! ピピピッ!)

オープン料理が残り30秒で焼き上がる音、盛り付けるお皿の用意が必要なのですが、他に気を取られていると聞き逃しやすい音なので、傾聴力が必要です。

(キシャキシャキシャッ!!)

シェイク中に氷が砕けてしまった音、水っぽくならない様早く切り上げるか、再度振り直すかの判断を自分に迫られます。

(『次回もよろしくお願いします!』)

ホールの団体様の会が御開きになる音、『お会計をお願いします』と言われる前に伝票をご提示できるよう、場の雰囲気を読んで、予め金額を算出しておく対応が求められます。

(カッ!カッ!カッ!カッ!)

丸氷作成中の音、アイスピックが氷を削る音なので、よく研いであるピックだと

(ジッ!ジッ!ジッ!ジッ!)

と音が変わります。
ベテランが削ると

(カカカカカカッ!)

とリズムが速くなります。
シンク内に氷の破片が落ちる音がうるさいので、防音にクッション材を(おしぼり等)敷いて削ります。

たまプラーザ店に新人さんが数人入ってきてくれたので、最近は慣れない丸氷を削る音がよく聞こえてきます。

(カッ…カッ…….カッ!..カッ..)

(『痛ッ!!』)

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絆創膏が必要な音です。笑

 

梅雨入りも間近となりますが、お身体に気をつけ、良いお酒のひと時をお過ごしくださいませ。

今夜もカウンターでお待ちしております。