ナス

ナスが好きだ。
ここ最近急に。
ナスもきっとそう思ってる。

昔は興味もなかった。
男性の嫌いな野菜ランキング上位に位置付けされるように、自分の中でもどうでもいいポジションだった。

味覚が変わってきたのか、あの水分だらけの特に個性もない味がたまらなく美味しい。

紫色の丸みのある顔は宝石のようだ。
ナスニンなんて人を小馬鹿にしたような栄養素まで愛おしい。
もう頭からかぶりたい。

早く実がなるから、成す→ナス
夏の野菜だから、夏の実→なすみ→ナス
名前の由来はこの辺が有力だそうだ。

昔は高級品だったらしい。
一個一両(現在の12万円程度)。
貴族の最高級の贈り物はナスの粕漬けだったとか。

日本一高いものを上から順にあげると一富士、ニ鷹、三なすびと言われたほど、せめて正月くらい、庶民が口にしたいと尊ばれた野菜だったという。

この夏はナスばかり食べている。
麻婆ナス、なべしぎ、味噌田楽etc…

晩酌時の煮浸しはもはやチェイサーとなっている。

ナスが好きだ。
ここ最近急に。

たまプラーザ店 筒井