暑さも和らぎ、夜が涼しくなってきたこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
私は休日のお風呂上がりを缶ビール片手に、ベランダで飲み切るまで5分の月見をしています。

不思議とこの時間に色々なことが浄化され、自分がリセットされている様な気がしています。昔の人もこの月を肴に一杯呑んでいたのかと思うと、気分で一層美味しく感じます。

海外でも月見文化はないものか気になって調べてみたのですが、どうやらヨーロッパにはない様です。
フランスのセーヌ川のほとりでバスローブに月見ワインをしているセレブなんかを想像していたのですが・・
むしろ西洋では満月に狼男や魔女が現れたりと、月を慈しむどころか、不吉なものとして扱われている様です。

月見文化は中国発祥で、アジア圏の文化として、月餅を食べたり、バーベキューをしたり、祝日だったりと、割と賑やかな行事が多いとの事。

団子とススキでしっぽり飲むのは日本ならではの風習、海外にワビサビの文化が伝わるのはもう少し先の様ですね。

また、日本ではウサギが餅をついているイメージがありますが、国によって見え方は違うようです。

出典 Jaxa

中国では『ヒキガエルの頭と前足』に見えるといいますが、少々無理がありますね、ええ。

秋の気配が漂いはじめる長月の今日、ご自愛のうえ、宵酔いをお楽しみくださいませ。

本日も時代屋のどこかでお待ちしております。

筒井