溝の口店の杵築です。

先日、薬草酒特化型イベントの『アマーロサミット2025』に行ってきました。

普段からハーブや薬草酒が好きで、家でもハーブを8種類ほど育てている杵築が、薬草酒の魅力をブログに綴ってみたいと思います。

そもそもアマーロとは

日本ではなかなか聞き馴染みのないアマーロというお酒。アマーロ(Amaro)は、イタリア語で「苦い」という意味。ハーブ系リキュールの総称です。

スピリッツやワインに、ハーブ、スパイス、果皮など多彩なボタニカルを加えて香りと風味を整え、甘みとほどよい苦味を活かして仕上げられるのがアマーロです。

例えば、カンパリ!

赤色が目を引くイタリア生まれのこのリキュールは、甘苦い酒を代表する有名ブランド。

世界人気カクテルランキング(The bestselling classic cocktails at the world’s best bars 2024)では堂々の第一位になったカクテル、『ネグローニ』でも、カンパリは使われています。

昨年の3月に杵築は旅行でイタリアに行ったのですが、その際にも、どのレストランに行ってもカンパリを使ったカクテルをはじめ、アマーロはたくさんの種類がメニューにありました!

イタリア人は食前や食後にこのアマーロを飲む、という文化があります。

薬草酒は他にも起源があります。

400年以上前にフランスの修道院で修道士たちが薬草とスパイスから造ったリキュールを嗜好品としてだけではなく、長寿の霊薬、万能薬としても広めた『Elixir Végétal エリキシール・ヴェジタル』が、後のシャルトリューズの起源とされています。

イタリアのフィレンツェには世界最古の薬局、『サンタ・マリア・ノヴェッラ』があり、私も実際に観光で行ってきました!

帰国後に知ったのですが、こちらの薬局の薬草酒やローズリキュールはとても美味しくて日本でも滅多にお目にかかれないという情報を知り、買わなかったのをとてもとても後悔しました。。。

さて!

そんな薬草酒に特化した『アマーロサミット2025』では、国内製造の薬草酒メーカーをはじめ、海外からも出店があり、試飲できるアマーロの数は30種類以上!

最近は日本のバー界隈でも、カクテル作りで今までにないバリエーションが出せる、ということで国産薬草酒が注目を浴びています。
伊勢屋酒造のSCARLETシリーズ、『オレンジ・アマーロ』は毎年100名近くのボランティアと手作業で作りあげる、日本人ならではの職人的にこだわり抜かれたアマーロ。

試飲すると、他のメーカーのアマーロにはない圧倒的フレッシュなブラッドオレンジの果実感と、確かな苦味をしっかり感じられて、とても美味しかったです!

ハーブティーを飲むとリラックスして心が落ち着くように、薬草酒も、食べすぎた後の胃をまるで洗ってくれるような清涼感
とスッキリ感があっておすすめです!

ショットで飲むもよし。

もちろんカクテルに使うもよし!

カクテルに使うと、味の余韻をしっかり締めてくれるような安心感もあっていいですね。

たまにはゆっくりと、時代屋で薬草酒を飲むのも悪くないのではないでしょうか?

お客様のご来店をお待ちしております!