二日目。

山崎蒸留所見学、研修のメインイベントである。

最寄り駅の「山崎」から徒歩10分ほどで着く。

蒸留所の敷地内に入る。発酵の匂いだろうか、すでに独特な香りがしている。

見学は模型で流れを説明してもらってから実際に行程を見に行く。

まずは「仕込み・発酵室」へ。
高温多湿、そして甘酒のような香り。
糖化が行われているタンク中も少し覗くことも出来た。

 

次に「蒸留室」。さらに室温が上がる。タイミングがよく稼働しているポットスチルがいくつかあった。ここも小窓から中の様子が少しだけ見える。

今出来たものが10年や20年かけてやっと世に出てくるのだなと思うと感慨深い。

そして貯蔵庫へ。先ほどまでとは一転ひんやりとした空間に、ウイスキーの香りが広がっている。

ここまでの過程は写真や文章で見たことはあるけれども、こうして現場に来てみると五感から得る情報量が膨大だった。

「百聞は一見にしかず」まさにという感じでだった。

最後にテイスティング。山崎のワイン樽熟成の原酒、アメリカンオーク樽の原酒と山崎が用意されていた。

原酒を飲めるのは蒸留所ならでは。貴重な経験である。

こうして蒸留所見学が終わり、京都に戻る。

京都らしい何かで昼食でをとろうということで、おばんざい12品目。どの小鉢も美味しく頂いた。

それからまた各々で行動し、私は大阪へ。

一件目はBar Hiramatsuさんへ。Herbis plazaというビルの2階にある。
一杯目はハイボールを。出して頂いたのはCLYNELISH14年。
二杯目はJack roseを。
昨日はあまりカクテルを飲まなかったので今日は少し増やしていく予定。

続いてBarKさんへ。ここでも一杯目はハイボールを。ここではバーテンダーさんがハイボール用にその都度違う比率で配合しているものがある。

今回はハイランドウイスキーをメインにアイラ、アイリッシュ、ジャパニーズをブレンドしているとのこと。

二杯目はモヒート。これからの季節のカクテル。枝つきのミントがたっぷり入っていてとても爽快感のあるモヒートだった。